VPS比較サイト
← 記事一覧へ戻る
Price Trend

VPS料金の推移と今後の見通し(2026年)

このサイトで管理している国内・海外VPSの料金データをもとに、2026年4月のサイト開設から6月にかけての価格変動を整理しました。 値上がりしたサービス・据え置きのサービス・背景となる要因・今後の動向の見通しをまとめています。

調査・更新: 2026年6月4日

変動の概況

2026年4月から6月にかけて確認できた変動パターンは大きく3つです。

国内VPS(値上げあり)2サービス

クラウドVPS byGMO・お名前.com VPS が全プランで値上げ。上昇幅は13〜25%。

海外VPS(USD改定)2サービス

Lightsail・Linodeがそれぞれ20%のUSD値上げ。円安との複合で円換算コストは大幅増。

据え置き7サービス

ConoHa・さくら・XServer・シンVPS・KAGOYA・WebARENA Indigo・DigitalOceanは変動なし。

変動タイムライン

2026年4月

サイト開設・初期データ収集

国内外11サービスの料金を記録。この時点の価格が「改定前」の基準値。

2026年6月4日

料金改定を確認・データ更新

クラウドVPS byGMO・お名前.com VPS・Amazon Lightsail・Linode(Akamai)の4サービスで改定を確認。サイトのデータを最新情報に更新。

値上がりしたサービスの詳細

プランごとの変動幅と背景をまとめました。

クラウドVPS byGMO

公式ページ →
1GB+26%
改定前
¥858
改定後
¥1,078
2GB+16%
改定前
¥1,408
改定後
¥1,628
4GB+19%
改定前
¥2,618
改定後
¥3,113
6GB+13%
改定前
¥5,038
改定後
¥5,698
8GB+9%
改定前
¥7,238
改定後
¥7,898
12GB+8%
改定前
¥11,528
改定後
¥12,408

変動幅: 全6プランで約20〜25%の値上げ。12カ月契約ベースの表示価格。

背景: 運用コストの上昇と電力費・インフラ費の反映と見られる。

プラン改定前改定後増加額増加率
1GB¥858¥1,078+¥220+26%
2GB¥1,408¥1,628+¥220+16%
4GB¥2,618¥3,113+¥495+19%
6GB¥5,038¥5,698+¥660+13%
8GB¥7,238¥7,898+¥660+9%
12GB¥11,528¥12,408+¥880+8%

お名前.com VPS

公式ページ →
1GB+13%
改定前
¥873
改定後
¥985
2GB+20%
改定前
¥1,209
改定後
¥1,446
4GB+20%
改定前
¥3,398
改定後
¥4,065
8GB+20%
改定前
¥6,899
改定後
¥8,255
16GB+20%
改定前
¥13,903
改定後
¥16,636

変動幅: 全5プランで約13〜20%の値上げ。12カ月払い月額換算。別途サービス維持調整費あり。

背景: 同グループのインフラコスト見直しに連動した改定と見られる。

プラン改定前改定後増加額増加率
1GB¥873¥985+¥112+13%
2GB¥1,209¥1,446+¥237+20%
4GB¥3,398¥4,065+¥667+20%
8GB¥6,899¥8,255+¥1,356+20%
16GB¥13,903¥16,636+¥2,733+20%

Amazon Lightsail

公式ページ →
1GB+40%
改定前
$5
改定後
$7
2GB+20%
改定前
$10
改定後
$12
4GB+20%
改定前
$20
改定後
$24

変動幅: USD建て料金の改定。円安(¥150/USD換算)での実質負担増は旧¥550→新¥1,050(1GBプラン)。

背景: AWSのグローバルな価格見直しに加え、円安による円ベースコストの上昇が重なっている。

プラン改定前改定後増加額増加率
1GB$5$7+$2+40%
2GB$10$12+$2+20%
4GB$20$24+$4+20%

Linode(Akamai Cloud)

公式ページ →
2GB+20%
改定前
$10
改定後
$12
4GB+20%
改定前
$20
改定後
$24
8GB+20%
改定前
$40
改定後
$48

変動幅: Akamai統合後に料金改定。円換算(¥150/USD)で2GBは¥720→¥1,800相当と大幅増。

背景: Akamai統合時のプラットフォーム移行コスト反映と、USD価格の20%引き上げ。

プラン改定前改定後増加額増加率
2GB$10$12+$2+20%
4GB$20$24+$4+20%
8GB$40$48+$8+20%

据え置きのサービス(2026年4月→6月)

以下のサービスは2026年4月のデータ収集以降、料金変更を確認していません。

ConoHa VPS据え置き512MB〜128GB全プラン据え置き
さくらのVPS据え置き512MB〜32GB全プラン据え置き
XServer VPS据え置き2GB〜96GB全プラン据え置き(月払い)
シンVPS据え置きスタンダード・メモリ全プラン据え置き
KAGOYA CLOUD VPS据え置き1GB〜32GB全プラン据え置き
WebARENA Indigo据え置き768MB〜32GB全プラン据え置き
DigitalOcean据え置きBasicはUSD $4〜据え置き(USD建て)

料金変動の背景

国内VPSのコスト上昇

データセンターの電力費・冷却費・人件費は国内でも上昇基調にあります。クラウドVPS byGMOとお名前.com VPSは同傾向のなかで13〜25%の価格転嫁を実施しました。ConoHa・さくら・XServerなど主要各社は現時点では価格を据え置いていますが、同様のコスト圧力を受けていることは変わりありません。

円安による海外VPSのコスト増

Lightsail・LinodeはUSD建て料金の改定(20%)と円安(¥110→¥150水準)の複合で、円ベースのコストが旧来比2〜2.5倍近くになっているケースもあります。たとえばLightsail 1GBは旧¥550相当($5×¥110)から現¥1,050相当($7×¥150)へと約1.9倍に上昇しています。

DigitalOceanの注意点

DigitalOcean Dropletsは当サイトのデータ上は $4〜と記録されており、USD建て表示のままです。円安水準を考慮すると1GB Basicで実質¥900相当($6×¥150)となり、国内VPS最安帯と比較しても割高感が増しています。為替の動向によっては、海外VPSの選択理由を改めて検討する価値があります。

今後の料金動向の見通し

国内VPS — コスト転嫁が波及する可能性あり

byGMO・お名前.comで先行した値上げが、他の国内VPSに波及するかどうかが注目点です。ConoHa・XServer・シンVPS・KAGOYAは現時点で据え置きですが、インフラコストの上昇圧力は同様にかかっています。今後1〜2年で改定が起きる可能性は否定できません。

海外VPS — 円安が続く限り割高感は続く

USD建て料金が改定された後も、為替が¥150前後で推移する限り、海外VPSの円換算コストは国内と比べて高い水準が続きます。海外リージョンや特定のクラウドサービスとの連携が目的でない限り、国内VPSの方がコスト面で有利な状況が続く見通しです。

選択のポイント — 長期契約よりも乗り換えやすさを意識する

料金変動が続く環境では、長期契約割引で初期費用を下げつつも、途中解約のコスト(残余分の扱い)やデータ移行のしやすさを事前に確認しておくことが重要です。特に複数年契約は将来の値上げ時に有利ですが、サービス品質の変化リスクも伴います。

関連ページ

→ VPS料金改定まとめ(2026年6月)— 変更前後の価格を一覧で確認→ 2026年6月のVPSキャンペーンまとめ — 現在有効な割引情報→ VPS比較一覧 — 最新料金での横断比較